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無常の月 ラリイ・ニーヴン

我が原体験。我がトラウマ、我が楔。
その名はラリイ・ニーヴン。無常の月

12歳なんてまだピュアな時期に読んだから衝撃がメガトン級だったが、今読むとフツー。
短編集としても、デキはどうだろうか。

無常の月

表題作「無常の月」は別格として、

対になっている短編「未完成短編 一番」と「未完成短編 二番」も面白い。

一番はマクスウェルの悪魔 、二番はラプラスの悪魔 に関する超短編。二番はたった1行しかない。

ラプラスの悪魔は、支持してそうな人 もいるが、やはり過去のもの

しかし、夢はあるよねぇ

ディラックの海 とか、科学のネーミングセンスは文学的だと思う。



「スーパーマンの子孫存続に関する考察」は真面目を装うバカSF

あまりにバカ過ぎるので、あらすじ↓

 身もフタもなく、スーパーマンが、人類との子をなす方法。
 通常の性行為は、精子の噴出パワーで女子の頭が吹っ飛ぶから人工受精しましょう。
 卵子と結合できなかった尋常なるパワーを持った精子は、腸壁を突き破って世にでます。
 スーパーマンの精子はその生存本能によって、受精すべき卵子を求め、全力で飛び回る。
 (スーパーマンが空を飛ぶに、どうして精子の段階で飛べないと言える?)
 そのスピードが光速をこえる時、
 精子のチェレンコフ放射 で都市は光り輝く・・・

ここの描写で電車の中で吹いた。

バカ過ぎるwww チェレンコフ放射する精子wwwwwwww



この笑いを誰とも共有できない。

これを共有できる人を全力で大募集。




本の右下にある白いシールは、学校図書館によくある類別シール

中学1年の時に図書館で借りた本、現物。

盗んでない。除籍本として文化祭で売っていたのをお買い上げした。



ソニックブームを起こしながら、人生をあさっての方向に超音速で曲げた1冊

ぶっちゃけ、短編集としては廃棄しても良いレベルと思うだが、捨てるに忍びなくて困る



収録作品

 時は分かれて果てもなく

 路傍の神

 霧ふかい夜のために

 待ちぼうけ

 ジグソー・マン

 終末も遠くない

 未完成短編 一番

 未完成短編 二番

 スーパーマンの子孫存続に関する考察

 脳細胞の体操――テレポーテーションの理論と実際――

 タイムトラベルの理論と実際

 無常の月

 マンホールのふたに塗られたチョコレートについてきみには何が言えるか?



ラリイ・ニーブン 『無常の月』 ハヤカワ文庫
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中性子星 ラリイ・ニーヴン

ラリイ・ニーヴン!
思い入れがありすぎて、個人的に墓まで持っていく名前

中性子星

どこかで読んだが、SFには黄金時期というものがあるらしい。年齢で11歳~12歳頃

いわく、この時期にSFを読んだか読まないか、がその後の人生をSFモノとして生きるか否かを決める。

この年齢にSFを読むと、その後はSFを偏見なく受け入れ、楽しむことが出来るが、

逆に読まないで過ごすと一生SFを――センス・オブ・ワンダーを――理解できないだろう、というもの



読んだ、読んだよ!まさしく中学1年生のとき!

読書好きの友人Sに薦められて読んだ人生初のSFが、ラリイ・ニーヴンの「無常の月」だ

友人Sは、何気に薦めた本で、一生をSFモンとして生きるしかない道に私を叩き込んだの、知らないだろうな...



そんな作家のノウンスペースシリーズ の中篇を集めたのが本作

科学的発想をエンターテイメントまで噛み砕き、面白く味付けする技量はさすが



そんな事より、個人的には改めてラリイ・ニーヴンは自分のSF的発想の原点作家だと思い知らされたわ

数年前に4000文字の超短編SFシナリオを書いたのだが、意図せずノリが一緒




ちなみに書いたシナリオは~

書く数日前に、土星の衛星タイタン にはメタンの雨が降っている事、惑星条件により常に同じ場所に雨が降る事、

の2点を知った (後者は別の星の可能大)ので、それを元に発想したストーリー↓

 タイタン土着の植物状の生物(イソギンチャクみたいなのを想定)の繁殖形態が、雌雄異性で、

 受精をメタン の雨という、長いサイクル(降雨、川の流れ、上昇気流、降雨)の中で繰り広げられ、

 これにより受精のチャンスと繁殖地の切り替えしていく、というのを、

 衛星軌道上のシャトルから科学者が観測しているっている話。



4000文字で詰め込みすぎ、というのはおいといて、なんつーかー....

本作の「恵まれざる者」「帝国の異物」的なんだよね。やれやれ。



ラリイ・ニーヴン 『中性子星』 ハヤカワ文庫
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書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

ここはチラシの裏。
英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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