スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

天の筏 スティーブン・バクスター

この手にとる日を何年待ったか分からない。
天の筏



ほか地区の図書館から取り寄せできることにやっと気がついた。
そんな訳で10年くらい探したか?ようやく読めたよ、『天の筏
フラックス』『虚空のリング』も取り寄せ予定。これでジーリーシリーズ全部読める…!僥倖!


重力定数が十億倍の宇宙に<ボルダーの環>を通ってやってきた初代人間の、数百年後の物語。
本来の宇宙にいた人間がおそらく不慮の事故で、行ってしまったので、住む世界そのものが生きることに困難を強いる。本来の進化ではありえない生き物。宇宙(環境)に準じた進化をしていないイレギュラーの生き物(人間)。

重力定数が十億倍なので、宇宙が小さい。磨耗が激しい。
恒星が直径数キロ、寿命数年。恒星が集まった星雲ですら地球よりサイズが小さい。
星雲内は呼吸可能な大気で満ちている。。。

ガッチガチのハードSFなバクスターが描く世界の過酷さ、異質さが好きだ。
今回、あまりに異質すぎて、想像できない描写が残念ながら散見。とくに<木>。

逆に異質さが理解できる怖さをあおったのが、遺棄された調査船(?)で出来た星…というか擬似衛星、そこにある地獄。
半径15ヤード(約14m)の船で難破、それでも生きたあと、死んだものを船から放り出せないのだ。脱出速度を出すほどの力が船にはない。重なる骨、肉、皮。
地獄として認識されてから<ベルト>と<ラフト>から流刑囚が集まり、何百年と経ち、骨は船を多い、集められた皮で大地をなめし、重なった天然のカルシウム(骨)が地表で行われる自然現象…排尿…をろ過し、擬似衛星の中心、底の船にたどり着くころには飲める程度には変えらようになる。
肉は…肉。星雲を生きる宇宙の原生物を捕らえて食べることもあるけど。

さすがに、ここ↑の描写は一度本を閉じたわ。
さすが…さすが…という感想。イギリス作家よ。
あとがきに「ハッピーエンド」の文字を見つけたので、そうなることを信じて読んだが、これ、ハッピーか?

地球、太陽系儀を最後に捨てるシーンはグッときた。
どんな場所でも、生きるしかない決意。生き抜く決意。
少年の冒険と成長譚といえばハッピーエンドかもしれないが、これハッピーかぁぁぁぁっ?
正直言って悲壮感しか感じなかったので、読後感は悪かった。

あーたまんないね。
バクスター好きだ!


天の筏 (ハヤカワ文庫SF)
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleごあいさつsidetitle
書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

ここはチラシの裏。
英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

sidetitle記事リストsidetitle
最新の記事
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。