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夜の子供たち ダン・シモンズ

夜の子供たち


『妖魔の宴 ドラキュラ編 1』で「ドラキュラの子供たち」を掲載していたが(★コチラ)、その長編版といったおもむき。

チャウシェスク政権が倒れたすぐくらいのルーマニアがメイン舞台。
米国防疫センターの女医が主人公。
…こう書くと大体ストーリーが想像できると思うが、だいたいあってる。

しかし、面白い。

ストーリー展開はハリウッドが映画化して原作ブチ壊しでポテンヒット飛ばしそう、な感じ。
吸血鬼、遺伝子、アクション、大人の恋愛、母子愛…とか、いかにもでしょ?

そんな訳で、この本になにを期待して読むかによって、中だるみしたり肩透かししたりガッカリするかも。
特に、ダン・シモンズといえば『ハイペリオン』シリーズが筆頭だと思うので、あんな超絶傑作を期待するとダメかも。
吸血鬼小説とみれば、傑作の部類かと。
正統派の吸血鬼小説って今となってはあまり見かけない気もするし。

とくに、冒頭のルーマニアの血液疾病の蔓延ぶりの描写から、遺伝子と吸血鬼をつなげる生化学的な説明はファンタジーをファンタジーたらしめる充分な説得力。
ここら辺はダン・シモンズの面目躍如か。
逆に、キャラクターの魅力のなさはどうしたことか。映画っぽいと思わせるのもこのキャラクターのペラさのせいかも。

自分はアクション小説が苦手なので、終盤にかけてからはちょっと辟易。
終わり方はマジでハリウッド映画だった。


『夜の子供たち』 ダン・シモンズ 角川文庫
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書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

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英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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