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過ぎ去りし日々の光 アーサー・C・クラーク & スティーヴン・バクスター

クラークもバクスターも好き! だが、なぜかこの本は地雷な気がしてずっと避けていた。
避けていたんだ…。
過ぎ去りし日々の光




展開やノリ、登場人物はクラークっぽいけど、ガジェットはバクスターっぽい。
終わり方はがっつりクラークな気がした。
『結合者』『集合精神』とかはバクスターっぽいな…と思っていたら解説で過去を見るワームカムの発想が「バクスターの十八番」的なこと書かれていて、みんな同じことを思うのだな…と、『結合者』気分になったよ。
そうじゃなくても、SFって作家と読者と解説とが、同じノリで『集合精神』になる素養を充分もっていると思う。
それをオタクの一体感と呼ぶのですか、そうですね。


巻き起こる状況が個人的に不快なので、無意識に理解するのを拒んでしまった気がする。
残念だ。
悪役というか色々やらかしたハイラムが絵に描いたような守銭奴で、むしろ清清しくて最後は好感もったよ。いいぞ、もっとやれ!みたいに応援してた。
魅力的な悪役(というほどでもないけれど)が出てくると、お話は楽しくなるものだと思うけど、
先に行ったとおり、不快な状況に楽しいもへったくれもなくてですね。

興味深い描写もあった!
ワームカムでの過去遡行は圧巻だった。ワクワクする。

ワームカムがもたらした技術による強烈なパラダイム・シフト自体は楽しくもあったが、
現実に起こりそう、むしろ起こりつつあるから恐怖を感じたのだけど、これ書かれたの2000年だ。

ところで、色々と?が多いのだが、
最後は異様に駆け足じゃないですかね?
前半がゆっくりと流れる、地に足ついた展開(バクスターが!)で、過去遡行は微細な描写なのに、最後は急展開で面食らった。
「にがよもぎ」の1件、うっちゃりすぎじゃないですかね?
過去の人類も全部新しい船出にでるってことは、新技術による人類分断の問題を孕んだままなんじゃないですかね?
基本が善行のクラークと、ぶっちゃけノリで来たなバクスターが合わさるとこうなるのか・・・と感嘆した。


過ぎ去りし日々の光〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
過ぎ去りし日々の光〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
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書いている人:せんちょう
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英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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