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ねじまき少女 パオロ・バチガルピ

2009年に出版され、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、キャンベル記念賞を受賞した作品。
……いま海外の賞レースにからむ作品傾向の流行ってどうなってんの。。。
ねじまき少女



読んでいていまいちノれない本とか、面白く読めない本ってのは数読んでいれば時折出会うわけなんですが。
ちょっと苦痛にまで思ってしまった本は久しぶり。
あれだ、キム・スタンリー・ロビンスン「永遠なる天空の調べ」以来かも。

設定だけ読むと面白そうなんだ。タイとSFといったら「スターシップと俳句」であの珍本大好き!
本書はタイが舞台で、タイ国内の政治闘争、日本で作成された人工生命体ミエコ、ポルノ的裏社会、カロリーとエネルギーを牛耳る企業、西洋人…と色々でてくる。

上巻で始めにアレ?と思ったのは、西洋人3人がひたすら会話しているシーン。
数えたら30Pほどあった。会話がことの真相にせまるわけでもなく(まだ上巻だ)、交渉や駆け引きを会話で魅せるようなものでもなく、場面も動かないわ動きがないわで、ここで?と思った。

下巻までくると見えてくるのだが、SFにときおりでてくる登場人物が多国籍ってだけの英米SFよりはグローバルしてる。ただし、保守的で悪く言えば…国粋主義的な…。

利権をもつグループが、タイ人、難民、日本人、西洋人、と人種別なんだよね。だからキャラクターが「日本人は」とか「タイは」とか「ファラン(西洋人)は」と十把一絡げに論じるのがちょっと。。あの。。。

極めつけ↓ 日本作成のねじまきヒロコの台詞。
「遺伝子に刻まれているんです。わたしたちは服従したがるんですよ。ほかのだれかに指示してほしがるんです。そうすることが必要なんです。(中略)わたしたちは日本人より日本人なんです。わたしたちはヒエラルキーのなかで奉仕しなければならないんです。」

タイとか西洋人に対してもこんな↑ノリな世界観でちょっと困った。
作者はコロラド生まれのアメリカ人なんだけど。


ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)
ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)
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書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

ここはチラシの裏。
英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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