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ゼロ年代SF傑作選 SFマガジン編集部編

アンソロジー熱で、日本SFを最近はまっっったく読んでいないのに借りてきた。
とくに最近の、しかもラノベ辺縁はハルヒの1巻だけ読んで台詞の多さに辟易して止めたのが最後か。

偏見だし食わず嫌いだと分かっているが、表紙が漫画絵だとそれだけでスルーしてしまう…。
普段SFを読まない友人が昔、表紙が漫画絵だから、という理由で「銀河の荒鷲シーフォート」シリーズ読んで面白がってたが、同じ理由で手が出なかった。
狭量でごめん。。
漫画絵はイメージのインパクトが大きすぎるの。。

収録作家を一人も存じ上げない、全シリーズ未読という状態で挑んだ。


日本SFも読もうと反省した。
興味を持ったのは
日本SF大賞を受賞した「マルドゥック・スクランブル」、恋愛ゲーをあざ笑うようかの元長氏の作品、圧倒的喚起力の長谷氏の作品。

元長氏の「デイドリーム、鳥のように」は笑ってしまった。
各作品裏の解説が秀逸でそれ以上ないけど、美少女ゲー(エロゲでも乙女ゲでもギャルゲでもいいが)のテクストにどっぷりの方ほど楽しめそうで、コレがすごい自分のゼロ年代感。
美少女ゲって数本プレイしてみただけだが、ツンデレに代表されるようなケテゴリ化だと思っている…。
そしてカテゴリ化を嘲笑するが、その嘲笑を含めてあらたにカテゴリ化し、どんどん細分化されていく感。

長谷氏の「地には豊穣」は映像喚起力が強かった。この方の作品、他にも読みたい。

で、本書で一番読見ごたえがあったのは作品ではなく、巻末の解説、藤田直哉氏の「ゼロ年代におけるリアル・フィクション」だった。
これだけ読むでもよいと思うほどに良かった。
SF第三世代あたりで日本SF止まっていたので、SFがまだ日本土着SFでなかった頃(だと思う)から、本書みたいなはじめから日本語で日本の意識でSFの殻をかぶって日本を書く、までの流れを俯瞰できたという感じでした。

なんというか。
なんだろう。

海外SF作家が来日して日本はSFしてた的コメントが大昔に散見してたが、あれは作家の先見性で、
10年くらいたって日本の日常はSFすぎて、日本を書けばSFになるんじゃないかとすらおもった。。
極論だな。また一側面しかみていない自覚はある。。


■収録作品
マルドゥック・スクランブル"104" (沖方 丁)
アンジー・クレーマーにさよならを (新城カズマ)
エキストラ・ラウンド (桜坂洋)
デイドリーム、鳥のように (元長柾木)
Atmosphere (西島大介)
アリスの心臓 (海猫沢めろん)
地には豊穣 (長谷敏司)
おれはミサイル (秋山瑞人)


ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)
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書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

ここはチラシの裏。
英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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