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アジャストメント フィリップ・K・ディック

ハヤカワ書房が新装版にしたり、あらたに傑作選を出版したりしているディック。
新装丁も嫌いではないですが、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は旧装丁の方が好き…。


全部始めて読む作品のはずだが、なぜか既読感がする。
もしかしたら忘れているだけで『時間飛行士へのささやかな贈物』を読んで忘れているのかな?
「おお!ブローベルとなりて」「電気蟻」と、読んだことあるような気がする。

"ディックらしい" 短編をたくさん目にしているからかもしれない。
作家性が強い、生涯のテーマを持っている作家だと、似た印象を受けるのかな。不明。


そんなことより、一番読みたかったのは最後に収録されている講演原稿/エッセイ。
 「人間とアンドロイドと機械
想像したより長くて 40P 以上あったが、ついていけたのは最初の方だけだった。
途中で SF作家の例によって 状態で神話、宗教、哲学、物理学、宇宙論、SF、と博覧強記すぎてついていけない。論理の展開も私には??過ぎる。読み返しても分からない…。ディックが凄い。

タイトルと冒頭で人間、機械、アンドロイドの違いについて語るけど、本文の〆は人間と地球外生命体。
できたら 20P くらいづつのエッセイ2本で読みたかった。

ディックがなにを伝えたかったのかよく分からないけれど、作品でも本エッセイの冒頭でも、常にアンドロイドに対する恐怖を、人間ではない/人間性のない恐怖を描いていたのに、最後は楽観的過ぎるともいえるほどに地球外生命体を友だちとよび、愛の星とまで言うのはポッカーンでした。

ディックの作品の偏執的なところは、この不安定な、構造だって説明できない感情的なところをなんとか伝えようとしているからかもしれない。違うかもしれない。

悪いこと書いているけど、一番興味深かったのもこのエッセイでした。
SF 読んでいると時々おきる、「すっごく面白いこと書いてるのに、自分の知識が足らなくて楽しみきれない!悔しい!切ない!でも面白い!」ってやつです。

収録作品
 アジャストメント
 ルーグ
 ウーブ身重く横たわる
 にせもの
 くずれてしまえ
 消耗員
 おお!ブローベルとなりて
 ぶざまなオルフェウス
 父祖の信仰
 電気蟻
 凍った旅
 さよなら、ヴィンセント
 人間とアンドロイドと機械

アジャストメント―ディック短篇傑作選 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-20)
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書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

ここはチラシの裏。
英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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