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言語都市 チャイナ・ミエヴィル

まず、新★ハヤカワ・SF・シリーズってだけでポインツ高い。
噂の銀背…とか思っちゃう世代なので。

銀背記念にパチリ
言語都市


上下2段組で約480ページの長編。
中盤、文庫でいえば1冊分くらいまでは、あまり気がのらず、エンバシータウンというエイリアンの住む星の入植地の奇特な文化に慣れるのが精一杯、でした。
このエンバシータウンもさながら、エイリアンが非常にユニーク。
嘘をつけない、独自のゲンゴをもち、会話するにはこちら(人間)に工夫がいる…という次第。
この工夫には頭が下がる。

御大、A・K・ル・グィンが「作りこまれた芸術作品」と呼んだそうだが、実にそう思う。
個人的には「作りこまれて難解になってる芸術作品」と言い換えたいが。
難しいよ…この本。。
緻密すぎる。

女性主人公の語り口なのだが、これがなー。ちょっとあっていない感じがするね。
女性だが、男性の発想だと思える。
夫とのいさかいで、最終兵器「あなたが心配なのよ」というテンプレのような台詞が出てきたときには少し興ざめしました。なんかなぁー。

が!中盤から俄然面白い。
そこまで一ヶ月近くだらだら読んでいたけど、後半はすぐに読んでしまった。
前半の執拗なまでの描写、世界の閉塞感が少しずつ開けていく。
何度かカタルシスが訪れるけど、どれもみな、疲れきっていて手探りなのがいい。
これが最善なのか、迷いが残るところも。


物語の最後、スパニッシュダンサーが語った、バプテストとタオラーがエズ/カルに会いに行った際に、側近がおこなった/吐いた言葉の描写は今読んでも泣く。


ミエヴィルおもしろい。
読んでいて辛くても、最後まで読んで良かったとおもわせてくれる。

言語都市 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)
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書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

ここはチラシの裏。
英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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