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シリンダー世界111 アダム = トロイ・カストロ

大傑作の「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」のアダム = トロイ・カストロの長編、ということで手に取りました。

SFミステリーですね。事件の後に現場に現れ、探し、話をきき、推測し、犯人当て、というステップとしてはオーソドックスかな?
文庫の後ろに「ハードSFミステリ」とあったけど、"ハード" はSFじゃなくてミステリにかかってた。
"シリンダー世界" という特殊な環境が事件に関与しているものの、AIソースが作った異世界の謎とか、ワンダーを楽しむには物足りないので、ジョン・ヴァーリィの「ウィザード」とか、クラークの「宇宙のランデヴー」とか、を想像しているとアラ?ってなるのかな。

始めはその調子で読んでいたが、人物造形や台詞の妙からキャラクターに目がいくようになっていったので、世界の謎的なことは、副産物といてすなおにワキにおけました。
でも主人公、アンドレア・コートの幼少期についてはもっと知りたい。
ギブにもっとつっこみたい。
AIソースの内側をのぞきたい。

この、キャラクター造形の力は「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」で立証済みですわ。
全体的に非常に地味だが、魅力あるよ。地味だけど。

犯人は○×だ、と指摘する形式は金田一くんで「一番怪しくないのが犯人」という様式美を教え込まれたので、今回もそうだったな、という印象。
ここら辺は、ミステリーがさっぱり人間なので色々と理解できていないことが多いという気はする。
ミステリー好きの方の感想を聞いてみたいですね。

次作として長編が本国では発刊済みらしいので、邦訳待ちたいと思います。
こう表明しておかないと、次は刊行されなさそうな地味さ加減と思ったより売れなさそう感がすごい。面白いのに。


シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)
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書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

ここはチラシの裏。
英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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