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セバスチャン 松浦 理英子

これも古い・・・
冒頭に「公衆電話」「回転ダイヤルよりプッシュフォンの音」の描写があり、多少なえる。
時代が見える背景は非常に少ないので、以降は気にならないが。
セバスチャン




…続けざまに松浦作品を読み、この後も読んでいたせいか印象しか残っていない。
屈折した、鬱屈した、なにかドロっとした形のないものが暗闇でうごめいている。
肉を骨から引きちぎるような、分裂。


物語も最後も最後、
主人公麻希子が工也と性行為をはじめようとする。
片足の悪い工也が、足が悪いことを前向きに受け止めていることを踏まえた上で、
鞭うたれないと興奮しない性癖だったとかの描写は素直に感嘆する。
なんという屈折。

そこでマゾは麻希子が「自分で自分を打ちたい」とか思いつつ、
男性性に嫌悪して吐けない嘔吐をする。
なんという鬱屈。

気持ちは引くが、松浦節には快哉を叫ぶね。

そんなこと↑があった2Pあとに訪れる、静かな終わり方はとても好き
静かな分裂の喪失感が不思議にある。

あとがき代わりの富岡幸一郎氏との対談で、久しぶりに「ネオテニー」って単語を見た。
今は死語か。



セバスチャン (河出文庫)セバスチャン (河出文庫)
(2007/12/04)
松浦 理英子

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書いている人:せんちょう
こんな僻地にようこそです。

ここはチラシの裏。
英語読解は好きの気持ちだけで誤訳誤解ドント来い。
TF はお笑い方向に感想備忘録。

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